オナニーの別名とは?
【男のオナニーは】日本においては、近世以来男性のオナニーを「せんずり」とも「へんずり」といい、江戸時代の川柳に「千摺りは隅田の川の渡し銛 竿を握いて川をアチコチ」とある。また、「せんずりは日本一の富士の山 かいてみるよりするが一番(甲斐で見るより駿河一番)」の句もある。中世には「せつり」といったが、また上述『宇治拾遺物語』巻1の11に「かはつるみ」とあり、この「かはつるみ」は「皮とつるむ(接交する)」の謂とされる。更に平安時代初めの編纂と見られる「神楽歌」には「肱挙(かひなげ)」という語彙もある。
男女のオナニーは「自涜」、「手淫」とも言い、どちらも明治初期に考案された呼称である。「自涜」は、自らを穢すという意であり、「手淫」にもオナニーを忌むべきものとする考えが背景にある。この時代には、オナニーは悪であるというのが一般通念であり、この2つの呼称の悪いイメージを払拭するために小倉清三郎が1922年に考案した呼称が、自らを慰めるという意の「自慰」である。 尚、「手淫」という言葉には、広義に手を使って性的刺激を与える(快楽神経が興奮し、陶酔状態に陥る=淫ら)行為全般を指し、相手の性器を手で刺激することや相互自慰(互いの性器を刺激しあうこと)も含んでいる。
「セルフプレジャー」は猥褻でない保健用語として使用が進められるが、生徒側への普及は進んでいない。
若年男子を中心に略語として「オナる」「マスをかく」、また俗に「抜く」「シコる」「一人エッチ」(一人で行なうことから)などと表現する場合もある。


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